トファシチニブ (Tofacitinib)

トファシチニブは、免疫系を抑制して中等度から重度の関節リウマチを治療する疾患改善抗リウマチ薬（DMARD）です。

トファシチニブは現在、メトトレキセートの併用または非併用による関節リウマチの治療に使用されています。トファシチニブは乾癬性関節炎や潰瘍性大腸炎の治療にも使用されます。

トファシチニブは、ヤヌスキナーゼ（JAK）阻害薬として知られる薬剤の一種です。このクラスの医薬品で初めて臨床試験が承認され、2012年に処方薬としての使用が初めて承認されました。

トファシチニブの服用

トファシチニブは、経口錠剤として利用できる数少ない関節炎治療薬の1つです。標準用量は、1日1回服用する11 mg錠1錠、または毎日2回服用する5 mg錠のいずれかです。

トファシチニブはすぐには効きません。患者が気分が良くなるまでに約2〜8週間かかることがあり、この薬の最大の効果を感じるまでに3〜6か月かかる場合があります。用量を変更した場合、効果を感じるまでに2〜8週間かかることがあります。