骨塩密度 (BMD)

BMD(骨塩密度)検査は、骨の密度(強度)を測定するために使用される画像検査の一種です。骨塩密度は、骨折のリスクを推定するために使用されます。

BMD テストは、次のような場合に推奨されます。

  • 65歳以上の女性と70歳以上の男性
  • 骨折のリスク因子がある65歳未満の女性および50~70歳の男性で、立位以下からの転倒など、通常の活動により生じた既往の骨折(これは「虚弱性骨折」と呼ばれます)関節リウマチや腎臓病などの慢性疾患45歳以前に閉経した女性前立腺がんまたは乳がんのホルモン療法歴著しい体重減少/喫煙歴の強い家族歴骨粗しょう症(例:親が股関節骨折を起こした)プレドニゾンを3か月以上毎日服用している/1日あたり3単位以上のアルコールほとんどの日に

このテストの結果は「Tスコア」として報告されます。Tスコアは、若くて健康な成人の骨強度と比較したときの骨強度の尺度です。

Tスコアは3つの範囲に分類されます。

  • -1~0は正常な骨密度を示します
  • -1から-2.5は骨密度の低下(骨減少症とも呼ばれます)を示します
  • -2.5以下では骨密度が低いことを示します(骨粗しょう症とも呼ばれます)

BMD 検査では通常、腰と腰の2つの領域の骨密度を測定します。BMD テストは非常に簡単で痛みがありません。通常、約 10 ~ 20 分かかります。BMD 検査では、人がテーブルの上に平らに横たわり、特別なX線装置が体の上を通過します。

骨折のリスクにもよりますが、通常は1〜3年ごとに検査が繰り返されます。

たとえば、骨密度が正常で骨折の危険因子が他にない人は、3年後にBMD が繰り返される可能性がありますが、骨密度が低く、骨折の危険因子が複数ある人は、毎年BMD が繰り返される可能性があります。

BMD テストを繰り返す場合は、毎回同じマシンで実行する必要があります。マシンはそれぞれ少しずつ異なるため、同じマシンを使用してBMD の経時変化を正確に識別する必要があります。

BMD テストの結果は、次の理由で考慮することが重要です。

  • 人の骨折リスクの推定値が得られます
  • 骨粗しょう症の治療を受けている人の治療に対する反応を監視するのに役立ちます。